au WALLETが持てる最低年齢は中学生(12歳)になる根拠

au WALLETカードは未成年でも持つことができます。
では、どんな未成年でも持つことができるのでしょうか。0歳児でも？
そんなことはありません、au WALLET自体には年齢制限はありませんが、
別の制約によって結果として12歳が最低条件となります。

au 携帯の回線契約年齢が最低条件

au WALLETでは契約者名でカードの発行がされることになります。

auIDを取得して、自身の契約名義のau回線をauIDに割り当てることで、
au WALLETカードの発行条件を満たすことができます。

その為、絶対条件がau回線契約を自身の名義で行っていることが必要です。

au回線契約の最低年齢

au回線の契約を行う際に本人が未成年の場合には、親権者の同意が必要になります。

その際に記入する書面が親権者同意書です。

親権者同意書(PDF)　（抜粋引用）

親権者同意書(PDF)抜粋

ＫＤＤＩ株式会社・沖縄セルラー電話株式会社 行

親 権 者 同 意 書

私は、親権者等の法定代理人の代表者として、以下に同意いたします。
契約申込者が貴社と、au通信サービス契約約款に基づき利用契約を締結すること、および利用開始以降、料金プランの変更、機種変更、端末下取り、その他au通信サービスに関する各種申し込み（ただし、安心アクセスサービス等のフィルタリングサービスを変更・廃止、および電話番号変更申し込みを除きます*1）を行うことについてあらかじめ同意します。*2*3また、契約申込者が個別信用購入あっせんにより携帯電話機等を購入する場合は、契約申込者が貴社と個別信用購入あっせん契約約款に基づき契約を締結すること、および分割支払金の支払期間途中に分割支払金の残額一括支払いの申し込みを行うことについてあらかじめ同意いたします。
なお、契約者本人がau通信サービスの利用料金の支払方法として私名義のクレジットカード（※親権者同意書の親権者名義に限ります）を指定した場合には、契約者が利用したau通信サービスの利用料金を、指定されたクレジットカードから支払うことにも同意します。また、万一料金の支払いが遅滞することがあれば、その解消に努力します。

（*1）安心アクセスサービス等のフィルタリングサービス・電話番号変更申し込みの場合は、都度、本同意書が必
要となります。
（*2）小学生契約者による解約・一時休止・譲渡の申し込みにつきましては、契約者本人が中学生になるまでは、契約者本人からの申し込みのみでは受付できません。親権者等法定代理人の代表者の方に申し込みを代理していただきます。
（現在、小学生契約は受付いたしておりません。）
（*3）弊社では携帯電話機等から直接各種申し込みができるサービスを提供しています。
（★）フィルタリングサービスを申し込まない場合は、「フィルタリングサービス不要申出書」が必要です。
「安心アクセス for Android™」および「安心アクセス for iOS」をご利用の場合は、安心アクセスサービス欄に「X」をご記入ください。

この「親権者同意書」には注記として「現在、小学生契約は受付いたしておりません。」と明記されています。
既に小学生契約を済ませている場合はともかく、現在以降は小学生を契約者にすることはできません。

小学生と言えば小学６年生（12歳）が通常ですので、
12歳を超えた、中学生以上でなければau携帯等の契約者にはなれないということです。

au WALLETカード発行の最低年齢

このことから、契約者自身は１２歳(中学生)以上となり、
au WALLETカードの発行条件も１２歳(中学生)以上である必要があるということになります。

カード発行に伴う親権者の同意は必須

年齢制限は１２歳(中学生)以上ですが、
au WALLETカードの発行時には親権者に同意を得ていることが前提です。

利用規約 | au WALLET　（引用抜粋）

第3条（本カードの申し込み）

1. 本利用者は、KDDI等が指定する方法により本カードの申込み（本カードの有効期間満了に伴うカードの更新（以下「更新発行」といいます。）や盗難、紛失、不正利用発生、汚損等に伴うカードの再発行（以下「再発行」といいます。）の申込みも含みます。）ができます。
2. 本利用者は、本カードの申込みにあたり、氏名、連絡先その他のKDDI等が指定する本利用者に関する情報（以下「本申込情報」といいます。）をKDDI等に申告するものとします。また、本申込情報に変更があった場合は、当該変更も申告するものとします。
3. 本利用者が本申込情報の変更の申告を怠り、又は申告を誤ったことにより、本利用が不測の不利益を被ったとしても、両社等はその責任を一切負いません。
4. KDDI等は、未成年の方による本カードの申込みについて、親権者の同意を得たものとみなした上で、当該申込みを受け付けるものとします。

その他の制限事項

結果としてWALLETカードの発行要件としての年齢制限が
年齢制限は１２歳(中学生)であることが分かりましたが、未成年の場合にはチャージにおいても制限があります。

WALLETポイント,auポイントチャージ年齢制限

未成年の場合、従来のauポイントからのWALLETカードチャージが行えない制限があります。

カードへのチャージ（入金）方法 | ご利用ガイド | au WALLET　（抜粋引用）

WALLET ポイント／auポイントでチャージ

貯まったポイントを電子マネーに交換してチャージすることができます。
月に1回のみご利用いただけます。
WALLET ポイントの場合　1P⇒1円に交換
auポイントの場合　1.2P⇒1円に交換

※20歳未満の方は、auポイントからのチャージは行えないため、チャージ画面では一律0ポイントと表示しております（保有されているauポイント数と異なる場合があります。

この制限についてはどこか規約などに明記されていることもなく、
上記のように１行書かれているだけになっています。

これは、これまでauポイントが請求単位で一括付与されてきたことに起因していると推測します。
auポイントは比較的大きな金額でまとまって蓄積されていることも多い為だと思います。

また「auポイントを利用する際には家族全員に同意の上で使う」という具合に、
家族内の運用ルールでポイントの利用を行うこととなっています。

その為、未成年が勝手に家族のポイントを大量に利用してしまうことを防いでいるということかと思います。

2014年5月ご利用分以降に適用されるポイントプログラムについて | auポイントプログラム | au

＜一括請求ご利用中の方＞

• WALLET ポイントWALLET ポイントは、au ID単位でご利用いただけます。
  ご請求単位でのポイントの共有はできません。
  • ※既存のauポイントは引き続き請求単位で共有・ご利用可能です。一括請求内でポイントを共有している方全員の同意のうえご使用ください。
  • ※同一名義（利用者登録制度利用のau ID除く）の複数のau IDを統合することもできます。
  • au ID統合のお手続きはこちら
• auポイント一括請求内のauポイントは利用者間で共有しご利用いただけます。
  • ※一括請求内でポイントを共有している方全員の同意のうえご使用ください。

未成年がチャージできないというアナウンスは、
au WALLETのサイトでポイントからチャージする際にも表示されますが、
ポイントからのチャージが利用できる金額が月に１回で上限が２万円となっています。

この２万円という額を家族のauポイントから勝手にチャージして利用することから制限しているのでしょう。

ポイントチャージは毎月1回ご利用頂けます。
お持ちのポイントをカードにチャージします。
※WALLET ポイントから優先的にチャージします。
20歳以下の方は、au ポイントからのチャージ（入金）は行えません。そのため、20歳以下の方にはau ポイントを一律0ポイントと表示しております。
※実際に保有されているau ポイント数と異なる場合があります。
ご指定いただけるチャージ額は100円単位で、上限20,000円です。
※WALLET ポイントから優先して利用します

auかんたん決済の利用限度額と年齢制限

auポイントからチャージが行えないものの、未成年でも持つことができるWALLETカードですが、
チャージはauかんたん決済から行うことができます。

未成年の場合には、auかんたん決済によってチャージできる額にも制限があります。

auかんたん決済で利用ができるチャージ額は１万円に制限されています。

「まとめてau支払い」 「auかんたん決済」 のご利用限度額変更のお知らせ｜サービス・お手続きに関する情報｜au

20歳未満のお客様

au電話サービスの加入月数	まとめてau支払い	auかんたん決済
3ヶ月以内のお客様	1万円	1万円
4ヶ月以上のお客様	1万円	1万円

こうした一定の制限の範囲内で利用するうえでは、
未成年であってもau WALLETカードを利用して買い物などに利用することができます。

親である場合にこのauかんたん決済の利用を制限したいと思うこともあるでしょう。
その場合に手っ取り早いのが、auIDの剥奪ですが、これはあまり現実的ではありません。

もっと、子供自身に不便をかけずにauかんたん決済のみを制限する方法がありますので、
ご紹介しておきます。

さいごに

親の考えによっては小さな頃からクレジットカードを持たせてもいいと考える人もいるでしょうし、
au WALLETで現金を持たせずに買い物をさせる方が安心だということであれば、

子供の名義で開いたじぶん銀行口座などから、
お小遣いの範囲内でチャージして使わせることもできます。

こうした制限は、不用意に使いすぎることを防ぐための制限なのだと思いますが、
一律年齢で区切って制限を設けるというよりも、
親の権限で有効無効や、限度額を自由に変更することができたほうが良心的だったのかなとも思うところです。

この辺は、子供にもポイントを使わせたいという運営側の意向もあって、
この不便さを残したサービス展開になっているのだと思います。

au™、au by KDDI、auロゴはＫＤＤＩ株式会社の登録商標です。
登録番号は以下の通りです。
第４４４９６６７号、第４４６４１０５号、第４４７２３３７号、第４４７２３３８号、
第４４９４４６４号、第４５３１７４７号、第４８１４４２３号、第４８３６３１５号、
第５４９１５０１号

ａｕ　ＷＡＬＬＥＴ™、ａｕ　ＷＡＬＬＥＴロゴはＫＤＤＩ株式会社の登録商標です。
登録番号は以下の通りです。
商願２０１４－４４７５