auIDを統合するとポイントが貯まらない・ガチャができないって本当？

au Q&Aに対して「auIDを統合するとポイントが貯まらない・ガチャができない」といった内容の
質問が書かれていたため、本当にそのようなことになるのかを確認しました。
auIDの統合においての弊害による影響なのですが、
正しく理解していなかった為にこのようになったのだと想定しています。

auIDの統合

auIDを統合することによって、auの各種サービス契約ごとに割り当てているauIDを
１つのauIDにまとめることができます。

正しく利用することでサービスの利用料から発生する
WALLETポイントを１つのauIDで受け取ることができるようになりますので、
au WALLETカードにチャージして幅広く利用することができるようになります。

auID統合に関する様々な疑問については以下でご紹介しています。

質問内容の確認

さて、ではこのauID統合を利用した結果、
どのようになったと質問しているのかを読んでみます。
※以下、スペルの誤りを（）で訂正しておきます。

au waiiet(wallet) に電話して、請求書の… │ au Q&Aプラス　（質問ID：1406270013　抜粋引用）

au　waiiet(wallet)　に電話して、請求書の話をして、１０００円未満は、ポイントがつかないことを相談して、ＩＤの統合ができることを教えてもらいました。
そのとき、waiiet(wallet)　カードが、この手続きをすることによって、ポイントがつかないことや、au ショップのガチャガチャができなくなるなど、カードを作ったばかりで、この手続きをすると不利益になるのに、全く説明もなく手続きを勧めた事は、
初めてカードを作って内容もよくわからないお客にたいして、au waiiet(wallet)　従業員に落ち度がある思います。きちんと説明する義務があったと思います。
こんな不利益なことになる事が、わかって手続きする人は、いないと思うのに、
もとに戻してほしいと電話してお願いしましたが、そういう申し込みは、受け付けていないと断られ、もとに戻してもらえませんでした。
せっかく　au wallet カードを作って楽しみにしていたのに、ひどいです。

質問の主の方は、以下のように主張されています。
auIDを統合したことによって、

• ポイントが付かなくなった。
• ウェルカムガチャができなくなった。

実際、このようなことが起こるのでしょうか。

auID統合の向きをしっかり理解しよう

auIDの統合を行うと、統合先・統合元に指定したそれぞれのauIDによって、
発行済みのauWALLETカードの取り扱いが異なっています。

この場合、質問主の方は大きな間違いをしていることが推測できます。

au WALLETカードを発行していた、auIDを統合元に指定した。

ということです。

ポイントの付与について

auIDの統合の最大のメリットがこのWALLETポイントの合算付与です。

その為「ポイントが付かなくなる」ということはありません。

正しくは、質問主の方が使いたいと思っていたauID(統合元)が無効になり、
統合先に指定したauIDに対してポイントが付与されているに過ぎません。

auIDの統合前後のポイント付与の違いについては以下でご紹介しています。

auIDの統合と付与ポイント・WALLETカード概念図

そもそも、WALLETポイントが付与されなかったら、誰も統合など利用しませんよね。

統合によって付与されるポイントが合算される旨は、
公式ヘルプにもしっかり書かれています。（auサポートセンターへも確認済）

【WALLETポイント】複数回線利用して… │ au Q&Aプラス（抜粋引用）

契約者名義が同じ複数回線をご利用の場合、回線毎に設定いただいているau IDを1つにまとめる「au IDの統合」のお手続きをしていただくことで「WALLETポイント」をまとめることができます。

発行済みWALLETカードについて

質問主の方は「ウェルカムガチャができなくなった。」と主張されていますが、
これもauIDを統合先と統合元を逆にしたことによって発生しているに過ぎません。

これは統合時の注意事項にもしっかり明記されています。

統合時の注意事項　（抜粋引用）

au IDを統合すると、統合したいau ID（統合元のau ID）に登録されている赤字のご契約が、今後ご利用になるau ID(統合先au ID)に登録されます。

■統合したいau ID（統合元のau ID）にau WALLET カードが登録されています。

「統合元」のau IDでご利用されていたau WALLET カードの特典機能及び情報取得、リンク（NFC）機能はご利用頂けなくなります。またオンラインチャージが一部ご利用できなくなります。

カードは引き続きプリペイドカードとして有効期限までご利用頂けます。

auID統合情報の確認

「リンク(NFC)機能は利用できない」と書かれていますので、
当然、NFCを利用しているウェルカムガチャは、統合元のau WALLETカードでは利用できません。

実際統合の前後でそれぞれのカードがどういった取扱いになるのかを以下でご紹介しています。

auID統合元のauIDでWALLETを利用する

あくまでも推測ではありますが、症状として質問主の方は、
統合元に指定したauIDで発行した au WALLETカードを使えないと言っています。

ですので、統合先に指定したauIDでau WALLETカードを発行し、
利用すれば済むだけのことなのです。

何故か、統合元に指定したカードに固執して利用しようとするから、
ややこしいいことになっているわけです。

実際、auIDを統合してしまった時点で、以下の注意事項すべてに同意したうえで、
統合の実行をしているのですから、まぁ読まないといけないと思いますね。

後から文句を言って、周知が足りないというのはどうかと　＾＾；

この質問を読んで、誤解される方もおられると思いますので、補足記事にさせて頂きました。

サポートセンターへ確認済

尚、この件については、auサポートセンターに対しても、
このようなことになりますか？と、質問ID（1406270013）を伝えて確認を行っています。

（回答）

質問の意図はわかりませんが、このようなことにはなりません。

当然でですね。

auIDの統合解除はできないこともない

尚、このように既に発行してしまったau WALLETカードのauIDを統合してしまった場合、
そのau WALLETカードを元の状態に戻す方法はありません。

既に、MasterCardプリペイドとなってしまっています。

ただ、auIDの再登録とカードの再発行を伴っても構わないのであれば、
統合をしてしまった複数の回線契約を、統合していない状態に戻す方法はあります。

統合の解除方法については以下でご紹介しています。

さいごに

いろいろと難しかったり、理解しにくい部分が多いauIDとau WALLETですが、
auIDの統合を含めて、どのようなことになるのかを事前に調べておくことで、
より便利に利用することができるようになります。

au™、au by KDDI、auロゴはＫＤＤＩ株式会社の登録商標です。
登録番号は以下の通りです。
第４４４９６６７号、第４４６４１０５号、第４４７２３３７号、第４４７２３３８号、
第４４９４４６４号、第４５３１７４７号、第４８１４４２３号、第４８３６３１５号、
第５４９１５０１号

ａｕ　ＷＡＬＬＥＴ™、ａｕ　ＷＡＬＬＥＴロゴはＫＤＤＩ株式会社の登録商標です。
登録番号は以下の通りです。
商願２０１４－４４７５